上海の伊勢丹で地球の歩き方を手に入れ、次にいく場所を黄山(ファンシャン)に決めました、中国の山ランキングトップ5に入ってるとか、
上海から電車でたしか1日くらいかかったような、
黄山の駅につくと、客引きのおばあちゃんたちが旗をふってお出迎え、中国語もできないので、おばあちゃんに手を引かれて、宿へ、
そこにいたのは、とても感じ良い宿屋のおじさん、おじさんはインターネット翻訳機をつかい、説明してくれる、山は朝早く登るものだから今日は、うちに泊まるといいよ、宿泊費は1500円くらい、食事もだせるよ、
黄山で泊まるホテルの手配もするよ、次はどこにいくの、切符をとってきてあげる、お金は後でいいから、というのです、切符は自分でとるからいいといったけど、おじさんはお金は切符と、交換で後払いだから安心してくれというので怪しいと思いつつお願いしました、
次の日、黄山へ登山、黄山は登山道がよく整備された、階段の山で難しいことはなく誰でも登れる山でした、
黄山の中腹にあるホテルに到着、宿屋がとってくれたホテルです、とんでもなく、キレイで高そうなホテルでした、たしか宿泊費は5000円くらいだったような、5000円にしては良すぎると思いながら、案内された部屋は……、なんと!?地下室、しかも相部屋山に作ったホテルの地下室はとんでもない湿気で、ベッド臭い、湿っている、シャワーもないので汗臭い、そして中国人たちはマージャンやらカードゲームで大盛りあがり、地獄とは近くにあるもんですね、シュラフカバーをシーツに朝まで目をつむりました、全く眠れなかった、次の日山頂にいき、下山しました、山のことはキレイだったかなぁ?くらいです、
そして下山宿屋へ戻る、おじさんは厦門行きの電車の切符をとってきてくれていた、チケット代を渡し、お礼いって駅まで送ってもらう、ただの親切な宿屋おじさんはだったなぁと思ったのも束の間、
駅の掲示板をいくらみても、持っている切符の時間が表示されない、やられたと思い、駅員室へ、駅長、あっちゃ〜みたいな顔をしている、悲しくて泣く、駅長かわいそうな私に騙された切符の、差額で新しい切符と交換してくれる、中国人を好きになった瞬間でした。
これがフロントで…
案内された地下室の部屋がこれ…、布団の感じがもはや刑務所…中国恐るべし